米当局:修理済みトヨタ車の苦情を調査-疑念強まる恐れ

トヨタ自動車のリコール(無料の回 収・修理)によって修理済みの車両でも意図しない加速が起きている とされる問題で、米道路交通安全局(NHTSA)はこうした苦情を 寄せた複数のトヨタ車オーナーに接触を図っている。

NHTSAのストリックランド局長が3日に電子メールを通じて 配布した発表文によると、NHTSAは、同局ウェブサイトに2日掲 載された苦情の「真相究明」を目指している。米運輸省のオリビア・ アレア報道官は、NHTSAには、修理後の「意図しない加速」の報 告が10件寄せられたと述べた。

米議員らは、トヨタのリコールは不十分ではないかと表明してい たが、これらの苦情により、この疑念はさらに強まる可能性がある。 トヨタは、意図しない加速の原因と指摘されているフロアマットとア クセルペダルの修理のため、世界で800万台をリコールした。規制当 局は、この加速に電子制御システムが関与しているかどうかを調査し ている。トヨタは関連性を示す証拠はないとしてきた。

「極めて気掛かり」な問題

ブルース・ブレイリー下院議員(民主、アイオワ州)はラフード 米運輸長官にあてた書簡で、「これらの報告は極めて気掛かりだ」と指 摘。「トヨタ車の意図しない突然の加速の本当の原因とリコールの有効 性について議会公聴会で投げ掛けられた強い疑問の声がさらに強まる」 と指摘した。

2日にNHTSAのウェブサイトに掲載された報告は2007年と 10年型「カムリ」、09年型「マトリックス」、08年型「アバロン」に 関したもので、いずれも加速の不具合は修理済みとされている。

アレア報道官は、NHTSAが苦情内容を調べているところであ り、苦情が妥当なものかどうかについては確認していないと説明した。 同報道官は電子メールで、NHTSAは2日から顧客との接触を開始 し、これまでに2、3人をインタビューしたと述べた。

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