「今度はEUの番」に独首相は否定的-ギリシャが財政再建追加策発表

ギリシャ政府は3日、財政赤字を半 減させるための追加措置を約束したものの、欧州最大の経済大国であ るドイツからの金融支援を取り付けるには至らなかった。

ドイツのメルケル首相は、5日に予定されるギリシャのパパンド レウ首相との会談は「支援を協議するものではない」と言明。ショイ ブレ財務相もギリシャが発表した追加策に投資家は納得してギリシャ 国債を購入するだろうとの見通しを示した。

同盟国がギリシャを実際に支援することを検討する前に欧州連合 (EU)が求めた追加的な赤字削減策を打ち出したパパンドレウ政権 は、国内で猛反発を受ける恐れがある。同政権は48億ユーロ(約5800 億円)規模の措置を明らかにした上で、パパンドレウ首相はギリシャ が最終的には国際通貨基金(IMF)に支援を求める可能性を示した。

パパンドレウ首相は閣僚らに対し、「われわれがやらなければなら ないことはすべて、最大限満たした。今度は欧州の番だ。EUにとっ て歴史的な瞬間だ」と述べた。電子メールで送付された発言内容の口 述記録から明らかになった。

ギリシャ政府が燃料やたばこ、売上税の引き上げや公務員向けボ ーナスの3割削減などを含む追加措置を発表した後、ギリシャ国債の 価格は3週間ぶりの高水準に上昇した。

ユーロ信認回復への重要な兆候

首都アテネでは4日に公務員のデモが予定され、ギリシャ政府は EU加盟各国の指導者に対し、EU最大の財政赤字を抱える同国への 支援を訴えているが、メルケル独首相のこの日の発言は、ドイツが依 然として納得していないことをこれまでで最も明確に示すものだ。

メルケル首相は3日、独ニュース専門局N-TVとのインタビュ ーで「5日の会談は、支援を協議するものではなく、ドイツとギリシ ャの良好な関係について話し合う予定であることを強調したい」と述 べ、ギリシャの追加措置はユーロ信認回復への「重要な兆候だ」と指 摘している。公開されたインタビュー原稿で明らかになった。

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