米社債保証コスト低下、ギリシャ懸念和らぐ-CDS取引

3日のクレジット・デフォル ト・スワップ(CDS)市場で、米企業の社債保証コストはほぼ6 週間ぶり低水準となった。ギリシャの財政赤字圧縮に向けた歳出削 減計画発表を受けて、投資家の社債志向が再び高まった。

バークレイズ・キャピタルによれば、北米の投資適格級企業 125社で構成するマークイットCDX北米投資適格指数(シリーズ 13)のスプレッドはニューヨーク時間午後4時45分(日本時間4 日午前6時45分)現在、1ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)低下の88.5bp。CMAデータビジョンの調べでは、1 月20日に付けた85bpに接近した。スプレッド低下は通常、投資 家心理の改善を示す。

ギリシャ首相が新たな財政赤字削減策を発表したことを受けて、 同国の財政問題が世界の信用市場に影響を及ぼすとの懸念が和らい だ。また、米農業機械メーカー、ディーアの金融部門や米メディア 大手タイムワーナーなどの企業が3日に少なくとも計34億5000万 ドル(約3050億円)規模の起債を実施した。

ブローカー・ディーラーのナイト・リベルタスの債券戦略責任 者、ブライアン・イエルビントン氏は「新発債の手ごたえは良好で、 人々はギリシャ問題の波及リスクが軽減されたと考えている」と述 べた。

JPモルガン・チェースによると、ロンドン市場で投資適格級 の欧州企業125社で構成するマークイットiTraxx欧州指数の スプレッドは2.5bp下げて79.25bpと、1月26日以来の低水 準となった。

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