ブラジル株:5日ぶり反落、景気回復ペースに減速懸念-輸送株安い

3日のブラジル株式相場は2週間ぶ りの高値から反落。原油高を受けてブラジル石油公社(ペトロブラス) は上昇したが、世界経済の回復ペースが減速するとの懸念が高まり、 輸送関連株主導で売りが優勢となった。

中南米の鉄道最大手オール・アメリカ・ラティーナ・ロジスティ カは2.5%安。降雨が利益に打撃を与えるとの見方が広がった。港湾 運営のLLXロジスティカはボベスパ指数構成銘柄の中で最大の下げ を演じた。一方、原油価格が1バレル=81ドルを上回ったことで、ペ トロブラスが買われた。

ボベスパ指数は早い段階では上昇したが、引けにかけて下落に転 じた。ブラジルの輸出市場2位の米国で株価が上昇幅を縮小したこと が響いた。米連邦準備制度理事会(FRB)が3日発表した地区連銀 経済報告(ベージュブック)で、商業用不動産と融資の需要は「脆弱 (ぜいじゃく)」だと指摘したことや、オバマ大統領が銀行の規模とト レーディング活動の制限を議会に近く提案するとの見方に反応した。

ソリドゥス証券で4億ドル相当の資産運用に携わるギリェルメ・ サンド氏は「米国の景気回復が軌道に乗るは非常に困難という印象を 受ける」と指摘し、ブラジルと世界の投資家心理を上向かせるには力 強い米景気の回復が最重要要素の1つだと述べた。

ボベスパ指数は前日比0.2%安の67641.34。一時は同1.5%高ま で上昇する場面もあった。同指数構成銘柄のうち値下がりは34銘柄、 値上がりは26銘柄。BM&Fボベスパ小型株指数は同0.8%安の

1173.54。通貨レアルは0.1%高の1ドル=1.7915レアル。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE