米連銀経済報告:9地区で緩やかに改善、商業建設低調

米連邦準備制度理事会(FRB) が3日発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)によると、全 米12地区のうち9地区で1、2月の経済活動が改善したことが示 された。改善ペースは大半の地区で緩やかだった。東部地区では大 雪の影響で活動が抑制された。

ベージュブックは、「個人消費は多くの地域で若干改善された」 が、商業用不動産と融資の需要は「脆弱(ぜいじゃく)」で、労働 市場は「軟調」だと指摘した。

ベージュブックは「個人消費は多くの地区で前回の調査より若 干改善したが、一部の地区では2月初めの豪雪で活動が抑制された」 と説明。アトランタ連銀とセントルイス連銀は、経済活動について 「強弱まちまち」だったと報告。リッチモンド連銀は、天候の影響 で経済は「大半のセクターで活動が鈍り、軟調な状態が続いた」と 指摘した。

今回の報告は、12地区連銀が2月22日までに実施した企業聞 き取り調査を基に、カンザスシティー連銀のスタッフがまとめた。

雇用、住宅市場

ベージュブックによると、人員削減のペースは大半の地区で鈍 化したものの、「雇用計画は依然として全般的に低調」で、雇用主 への賃上げ圧力は「最小限」にとどまった。

小売売上高は多くの地区で増加。一方アトランタ、カンザスシ ティー、セントルイスの各地区では予想を下回る数字もしくは減少 した。非金融サービス部門では、過半数の地区で「安定もしくは改 善」が見られ、製造業活動は大半の地区で「一段と加速」した。

住宅市場については、「幾つかの地区で改善したが、ニューヨ ークを含む3地区は活動が鈍った。他の2地区では横ばいもしくは 強弱まちまち」と報告された。

商業用不動産については、市場は「大半の地区で引き続き低調 もしくはさらに落ち込んだ」としたほか、建設についてはすべての 地区で、刺激策や公共建設による緩やかな押し上げを除き、「低調 だった」と報告。ただ一部地区では、「若干の安定化もしくは緩や かな改善の兆候」を指摘した。

物価については、「全般的にこの先、安定した物価動向を見込 んでいる」と記された。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE