ダラス連銀総裁:大規模金融機関の分割で国際合意を(Update1)

ダラス連銀のフィッシャー総裁 は、破たんした場合に金融システムが脅かされるような大規模な金 融機関を分割することで、国際的な合意が望ましいとの考えを示し た。

同総裁は3日、ニューヨークの外交問題評議会(CFR)で講 演し、大き過ぎてつぶせないと見なされている金融機関について 「やりたいことではないが、健全な措置は、安全に管理することが でき、国境を越えて規制することができる金融機関へと、時間をか けて分割することだ」と語った。

自身の見解は「やや急進的かもしれない」と付け加えた。オバ マ政権は銀行の自己勘定トレーディングなどを制限することを提 案している。

バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長などは破たん にひんした金融機関を閉鎖するための法整備を呼び掛けている。フ ィッシャー総裁は、そのような行動はなお、一部の企業に「政府支 援の優位」を与えることになるとの見解を示した。

「これらの機関が金融の世界全体を弱体化させるようなウイル スを拡散させるリスクを考慮すると、私はより予防的な措置が望ま しいと考える。これらの機関を、より管理可能な大きさに分割する 国際的合意が望ましい」と述べた。「一国のみで行動しなければな らないならば、そうするべきだ」と続けた。

分割の対象とするべき金融機関の名前は挙げなかった。

同総裁は、「既存の規則や監督体制は、規制に関して大銀行が 突きつける重大な課題に対応できない」と指摘。「銀行や金融機関 相互の間に深く幅広いつながりがあるため、幾つかの本当に大きい 銀行はもしも倒れれば、金融システム全体に津波のような大波乱を もたらし得る」と述べた。

フィッシャー総裁はこの日また、米経済専門局CNBCとのイ ンタビューで、景気回復のペースが利上げの時期を左右すると語っ た。12の地区連銀の準備預金が1兆ドル規模に膨らんでいること を指摘し、「景気が勢いを増したときに、このマネーがどうやって インフレ圧力をもたらさずに経済システムに戻っていくのか。それ を考えると、いつ利上げをするかという問題になる。今は正常化の 過程にある」と語った。

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