香港株(終了):ハンセン続落、不動産株安い-価格上限設定の観測で

香港株式市場では、指標のハンセン 指数が続落。中国政府の不動産市場過熱防止措置への懸念から不動産 株が安くなった。一方、英スタンダードチャータード銀行の2009年利 益が最高となったことを好感して銀行株は上げた。

中国政府系の不動産会社、チャイナ・リソーシズランド(華潤置 地、1109 HK)は0.5%下落。中国の全国人民代表大会(全人代)が不 動産価格の上限を設定するとの観測が背景。全人代への諮問機関であ る中国人民政治協商会議は3日に始まった。会議出席者の1人、閻慶 民氏は、政府が不動産価格に上限を設定するべきだと提案した。

キャッシュ・アセット・マネジメント(香港)のマネジングディ レクター、パトリック・イウ・ホイン氏は、この日の会議後の政策決 定が発表されるまでは、投資家は様子見姿勢だと語った。

一方、税引き前利益の90%以上をアジアで稼ぐスタンダードチャ ータード銀(2888 HK)は1.7%上昇。同行の09年通期純利益は33億 8000万ドルとなった。香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当) が市中銀行に対し、新規の住宅ローン金利を「参照金利」を上回る水 準に設定するよう指示したことも銀行株の上げにつながった。

香港の東亜銀行(23 HK)は0.2%高。英HSBCホールディング ス(5 HK)は1.1%上昇。中国銀行の香港部門、中国銀行(香港)(2388 HK)は0.3%高、招商銀行(3968 HK)は1.7%高となった。

ハンセン指数は前日比29.32ポイント(0.1%)安の20876.79。 取引時間中には0.3%安や0.5%高となる場面もあった。同指数を構成 する42銘柄中、上昇と下落は21銘柄ずつ。一方、ハンセン中国企業 株(H株)指数は前日比0.3%高の12048.25で引けた。

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