ギリシャ危機本番はこれから、目標達成は「お笑い草」-ジェフリーズ

【記者:Jeffrey Donovan】

3月2日(ブルームバーグ):ギリシャの財政赤字は改善が図られ る前に悪化する公算が大きく、同国が財政赤字の削減目標を達成でき ると言えば、それは「お笑い草」だ、との見方を米証券会社ジェフリ ーズ・グループは示した。

ジェフリーズの欧州担当エコノミスト、デービッド・オーエン氏 は電子メールで配布した投資家向けリポートで、「ギリシャにとっては るかに大きな試練が今後、年内に訪れるだろう」と述べ、政府目標に 沿って「財政赤字の改善が進んでいないことが明らかになった段階で それが起きる」と予想。ギリシャ経済はリセッション(景気後退)や それに近い状況から抜け出せないでいる公算が大きく、財政赤字は改 善が見られる前に「著しく悪化する」可能性があると指摘した。

ギリシャ政府は昨年時点で国内総生産(GDP)比12.7%に膨ら んだ財政赤字を、12年に欧州連合(EU)の安定・成長協定が定める GDP比3%の基準内に抑えることを目指している。パパコンスタン ティヌ財務相は1日、目標達成のために「あらゆる措置を講じる」と 約束した。

オーエン氏は、欧州委員会の見積もりに基づき、13年までにGD P9.9%相当の赤字削減(一時的措置を除く)が必要なギリシャに対し て、12年までに同国の倍以上の4%を超える成長が予想されるアイル ランドは、4.4%の削減を迫られるだけだと説明。ギリシャの計画は他 のユーロ圏諸国の財政緊縮策と比較して「野心的」だが「非現実的」 と結論付けている。

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