住宅金融支援機構、資産担保証券発行でアジアの中銀に照準

住宅金融支援機構は資産担保証券 の発行増額を計画している。アジアの中央銀行と政府に照準を合わ せ、他の公共機関債より高い利回りで投資資金を呼び込む戦略だ。

住宅金融支援機構の前田克彦市場資金部長はインタビューで、 2010年度の住宅ローン担保証券(RMBS)の発行規模を2兆7000 億円に増額する計画だと述べた。

前田氏は「JGB、ほかの財投機関債、地方債を含めた、いわ ゆる公共機関が出している債券というのが我々のライバルになる」 と述べた上で、住宅金融支援機構のRMBSの「スプレッドの厚み は純粋な魅力になる」と語った。

ブルームバーグが集計したデータによると、住宅金融支援機構 が先月発行したRMBS494億円の表面利率は1.86%と、12月1日 入札の10年国債を0.53ポイント上回る水準だった。これに対し、 都市再生機構が2月19日にした10年物財投機関債(表面利率

1.46%)のスプレッドは0.14ポイントだった。

前田氏は、現在のRMBSの投資家は商業銀行や保険会社などを 含む国内勢であり、海外の投資家は「今はほとんどない」と述べた。 同氏はさらに、2月22-26日にシンガポール、マレーシア、香港に 代表団を派遣したことを明らかにした。

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