【テクニカル分析】原油先物、横ばい脱し83ドル超へ-豪銀NAB

ナショナル・オーストラリア銀行 (NAB)のチャート分析によると、原油相場は最近の横ばいパターン を脱し1バレル=83ドルを超える態勢が整った。この水準は1月に付 けた1年2カ月ぶりの高値。

NABのテクニカルアナリスト、ゴードン・マニング氏(シドニ ー在勤)は、相場が2月19日以降、続伸することなく毎日80ドルを 上回っていることについて、上昇トレンドに変わりはないと指摘した。 トレーダーが利益確定の動きに出ているため、過去1週間は上昇相場が 止まっているように見えるが、「可能性としては上向きだ」という。

マニング氏は3日の電話インタビューで、「原油相場は『気分の揺 れ』に翻弄されているだけだ。2月には下落する場面もあったが、全体 的なパターンはまだ上向きだ」と語った。

原油相場は先週、週間ベースで3週ぶりに下落した。燃料在庫の増 加が需要鈍化を示唆しているとの見方が強まった。原油先物は今年に入 っておおむね小動きで推移している。

マニング氏によると、テクニカルな上値抵抗線は83.20ドル近辺 にある。これは2008年10月以来の高値である今年1月6日の終値

83.18ドルに近い。

マニング氏は「83.20ドルを抜くと、原油相場の見通しはかなりよ い。上値を追いそうだ。まだ暫定的だが、全体としては上向きを予想し ている」と述べた。

原油は2月5日に69.50ドルまで下落して以降、4営業日中3回 上昇しており、この水準が短期的な下値支持線になるとマニング氏はみ ている。

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