英国債利回りは上昇も、少数与党政権発足なら-シティグループ

米シティグループによると、英国債 相場は、英国で1974年以来初の少数与党政権が発足する可能性を完全 には反映していない。

エコノミストのマイケル・サンダーズ、マーク・ショフィールド 両氏(いずれもロンドン在勤)は2日付の顧客向けリポートで、野党 保守党が「明白な過半数」議席を得て政権を取らない限り、10年物英 国債利回りが現在の約4%から4.75%に上昇する可能性があると指 摘した。

両氏は「議会で絶対多数の政党がなければ、英国が財政安定を取 り戻すのに十分な追加的財政再建策を迅速に発表し、それを実行でき るかについて強い不透明感が出てくるだろう」と指摘した。

この1カ月の世論調査によると、ブラウン首相率いる労働党は支 持率でリードする保守党との差を縮小。6月までに実施される総選挙 でどちらの政党も完全な過半数議席を確保できないとの観測が強まっ ている。

ポンドは2日、6営業日続落となり1ポンド=1.4980ドル。年初 来の対ドルでの下落率は7.4%に達している。10年物英国債利回りは 6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の4.015%。サン ダーズ氏らによると、少数与党政権は過去最悪の財政赤字抑制に苦戦 する恐れがある。

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