中国は世界一の不動産投資市場、09年に米国抜く-投資額が倍に拡大

中国が不動産投資市場として昨年、 米国を抜いて世界最大となったことが米不動産会社クッシュマン・ア ンド・ウェイクフィールドのリポートで明らかになった。債務依存度 が低く経済成長を続ける中国は今年も首位を維持する見込みという。

クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドは3日付の同リポー トで、中国への不動産投資が昨年、前年の倍余りの1562億ドル(約 13兆8700億円)に拡大した一方、米国向けは64%減の383億ド ルになったと指摘。住宅用不動産投資を除くと、米国は中国と英国に 次ぐ3位となった。

同社でアジア太平洋地域の資本市場を担当するマネジングディ レクター、ドナルド・ハン氏は「中国政府が最近打ち出した不動産市 場の抑制措置にもかかわらず、同国は引き続き盛んな投資行動を目の 当たりにするだろう」と述べた。

クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドによると、米国の不 動産市場は高水準の債務のほか、バランスシートの修復を目指す銀行 の貸し渋りの影響を受けた。世界の上位20の不動産市場のうち、8 つがアジア太平洋地域に位置し、香港や台湾、ニュージーランドで投 資が増えたという。

日本については、昨年48%減の190億ドルとなった不動産投資 が今年は回復を見込めるとしている。ハン氏は、一部不動産の価格が 建設コストを下回る水準にまで下がっているほか、平均賃貸収入が資 金調達コストを上回る傾向で、日本市場には「妙味がある」と話した。

クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドは今年の不動産投資 が米国では50%増、欧州では44%増を見込んでいる。

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