ブリヂストなどゴム製品株安い、利幅悪化と需要停滞懸念-GS証弱気

ブリヂストンなどゴム製品株が総じ て安い。原料価格高による利幅悪化に加え、需要が停滞するリスクも高 まっていると、一部アナリストが指摘したことを受け、収益環境の厳し さを意識した売りが優勢だ。

ブリヂスト株が一時前日比2.6%安の1515円、住友ゴム工業株も 朝方に同2.2%安の725円まで下げた。東証ゴム製品指数の午前終値は

0.7%安の1186.29ポイントで、33業種別指数の騰落率で下から2番目。

ゴールドマン・サックス証券の諌山裕一郎アナリストは「供給トラ ブルが続いている天然ゴム価格は高位で推移しており、合成ゴムに代表 される石化製品の市況も上昇基調に回帰している。一方、需要不振によ り、タイヤの値上げは苦戦が予想される」と、3日付の投資家向けリポ ートで指摘。原料高騰と製品値上げ遅行の負のサイクルにより、今後は 利幅が悪化するとの見方を示す。

製品需要面については、買い替えサイクルの長期化が従来予想して いたよりも深刻で、「消費行動の変化と需要回復が緩慢なため、今期 (2010年12月期)中のサイクル正常化は難しい」と、諌山氏は見てい る。

ゴールドマン証では、ゴム製品業界の収益環境の厳しさを背景に、 ブリヂストの投資判断を「中立」から「売り」に、目標株価を1600円 から1430円に引き下げた。住友ゴムも、投資判断を「買い」から「中 立」に、目標株価を900円から750円に下げている。両銘柄の目標株価 は、同証の10年12月期業績予想に基づくPBR(株価純資産倍率)と ROE(株主資本利益率)を参考にして算出した。

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