1月の現金給与額は前年比で1年8カ月ぶりにプラス-残業が増加

1月の1人当たりの現金給与総額 は前年比で1年8カ月ぶりにプラスとなった。製造業の生産回復で残 業手当が増えたことなどが背景だ。

厚生労働省が3日発表した1月の毎月勤労統計調査(速報値)に よると、従業員5人以上の事業所での1人当たり現金給与総額は前年 同月比0.1%増の27万3142円だった。

世界的な輸出入の回復が国内製造業の生産を刺激し、昨年10-12 月期の日本の実質国内総生産(GDP)速報値も、前期比年率4.6% 増となった。

今回の毎月勤労統計では、メーカー各社の1月の残業時間が前月 比6.5%増加した。経済産業省によると、1月の鉱工業生産指数は、 1月まで前月比11カ月連続して上昇した。

JPモルガン証券の足立正道シニアエコノミストは発表前に、状 況は非常にゆっくりと良くなっていると指摘。ただ、自律的景気回復 へしっかりした土台が整ったと言うのは時期尚早だとし、低水準の企 業利益が賃金上昇を抑制する可能性があると述べた。

--取材協力:Minh Bui, Sachiko Ishikawa Editor: Hitoshi Ozawa, Norihiko Kosaka

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