英BPのCEO:米エクソンに対抗へ-石油精製コスト削減とガス増産

英石油大手BPのトニー・ヘイワー ド最高経営責任者(CEO)は、増産と石油精製コストの削減に向け た計画の概要を発表した。世界で最も収益性の高い石油・ガス会社、 米エクソンモービルとの差を縮めようとしている。

BPは2日、全生産量に占める天然ガスの割合を40%から45% に拡大させることを目指しており、2015年にかけて石油・ガス生産 を年間最大2%増やすことが可能であるとの見方を示した。ヘイワー ドCEOは同社の年次戦略に関する説明会で投資家やアナリストに対 し、石油精製事業の一時的項目を除いた利益も向こう2-3年間に20 億ドル(約1800億円)改善することを目指していると述べた。

英INGコマーシャル・バンキング(エディンバラ)の石油・ガ ス調査責任者、ジェーソン・ケニー氏は「容易ではないだろうが、計 画には信頼性がある」と指摘。「向こう5-6年間に投じる資本のリタ ーン(収益率)という点ではエクソンに少なくとも対抗できるだろう。 2005年と06年の暗黒の日々からの大幅な好転だ。エンジンを全開に しているが、アクセルはまだ踏んでいない状態と言える」との見方を 示した。

エクソンの通期利益は昨年、BPを約40億ドル上回ったが、B Pの石油・ガス生産は初めてエクソンを上回った。ヘイワードCEO によると、BPは同業他社より大規模で複合性の高い製油所を保有し ているため、石油精製業界の燃料処理マージンが引き続き抑制される なかで、精製事業で利益を絞り出すことができている。

BPの時価総額は2日時点でエクソンの約半分。BPの株価が昨 年半ば以降22%上昇する一方、エクソン株は7%下落している。

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