メイテック株が半年ぶり高値、稼働率改善中-大和証格上げ

半導体デザインなどの技術者派遣を 手掛けるメイテック株が一時、前日比4.9%高の1725円と大幅続伸。 2009年9月14日以来、約半年ぶりの高値水準に戻した。大和証券キ ャピタル・マーケッツ金融証券研究所が、足元で稼働率が改善しつつ あることを理由に投資判断を「4(アンダーパフォーム)」から「3(中 立)」に1段階引き上げており、見直しの動きが広がった。

大和証の石原太郎シニアアナリストは2日付の投資家向けリポー トで、稼働率が2009年10月以降、改善基調にあると指摘。「半導体、 半導体製造装置、電機関連で設計開発者の需要に底打ちの兆しが見え る」とした。

メイテックが毎月半ばに公表する月次営業状況によると、主力の メイテック単体の稼働率は、10月が68.8%、11月70.4、12月72.3%、 10年1月74.4%だった。第2四半期(09年7-9月)の68.7%と比 べると、徐々に良くなっている。

同社は、2月23日に役員報酬の減額や派遣スタッフの賞与の減額 などを柱とする経営合理化策を発表、一連の施策により来期(2011年 3月期)は年間30億円前後の費用削減が可能との認識を示した。同社 広報担当の三宅隆弘氏によると、会社側は2月23日に同社組合に申し 入れを行い、「現在は交渉中だが、新年度開始までに合意が形成できる よう努力していく」という。

大和証の石原氏は、緩やかな稼働率改善と交渉妥結を前提に、「11 年3月期の営業利益の黒字転換が見えてこよう」と分析している。会 社側の10年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比34%減の525 億円、営業損益が58億円の赤字(前期は93億円の黒字)。

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