米プロスペクト会長:Jリート合併加速で上場数半減し20程度に

日本で不動産投資などを手掛け る米投資ファンド、プロスペクトのカーティス・フリーズ会長は2 日、ブルームバーグニュースとのインタビューで「Jリート(日 本版不動産投資信託)の合併は今後加速する」との見方を示した。

リーマンショック後の金融危機の影響で、銀行の融資が厳し くなり、Jリート業界に流れる資金が減少するなど、業界全体の 経営環境が悪化している。

このためJリート市況も低迷し、ブルームバーグ・データに よると、東証リート指数の時価総額は3月2日終値ベースでは約 2兆8400億円となった。みずほ証券の調査で、同指数の時価総額 が過去最高を記録した2007年5月31日の約6兆7900億円から 58%減少している。

フリーズ会長はJリート市場について、今後上場銘柄数は1 年以内に半減し、20銘柄程度になる可能性があると指摘した。現 在は東証で37銘柄、ジャスダックで1銘柄が上場している。

プロスペクトをスポンサー(設立母体)とするプロスペクト・ リート投資法人(プロリート)も2月26日、米投資ファンドのオ ークツリーをスポンサーとする日本賃貸住宅投資法人と合併する ことで合意したと発表した。09年秋からJリート同士の合併が続 き、日本賃貸住宅とプロリートで5件目。

両社は、それぞれの運用会社も統合する。存続法人は日本賃 貸住宅。合併期日は7月1日の予定で、両投資法人の合併後の総 資産は約1840億円。

みずほ証券の並木幹郎アナリストは、Jリートの合併は今後も 増えていくだろうとの見方を示したうえで、合併の成否を左右す るのは資産規模よりもスポンサーの信用力だとの見方を示した。

「3月のリファイナンス問題ない」

プロリートと日本賃貸住宅の合併には、プロリートが3月15 日に返済期限を迎える約248億円の資金のリファイナンスが条件 となっている。フリーズ会長はリファイナンスについて、銀行と 話し合いができているため問題ない、と述べた。

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