豪中銀:4月は利上げ休止か、インフレと欧州債務危機の影響見極めで

主要20カ国・地域(G20)の中で 今年最初に利上げに踏み切ったオーストラリア準備銀行(RBA、中央 銀行)のスティーブンス総裁は、欧州諸国の債務危機よりもインフレの 方が大きな脅威かどうかを見極めており、4月は利上げを休止する可能 性がある。

豪中銀は2日の金融政策決定会合で政策金利であるオフィシャ ル・キャッシュレートを3.75%から4%に引き上げることを決めた。 ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト22人を対象に実施した調査 では、15人が次の利上げは5月になるとの見方を示した。残り7人は 4月と5月の据え置きまたは連続利上げを予想した。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS) のシニアエコノミスト、キーラン・デイビーズ氏(シドニー在勤)は 「豪中銀は政策金利を緊急時の3%から引き上げており、会合ごとに利 上げする必要はもはやないと認識している」と指摘した。

スティーブンス総裁は世界不況の中でリセッション(景気後退) を回避しながらも貿易相手国の景気や金融市場の動向に依然左右される 豪州経済の動きを反映した金融政策を進めている。同総裁は2日、豪州 の原材料供給先で最大の中国では景気が加速しているものの、ほかの主 要国の経済成長は「なお足踏み状態」にあると述べ、海外の財政赤字問 題への警戒感を示した。

一方国内経済については、潜在成長率かそれに近い水準に既に達 しているとの認識を示し、「政策金利は平均に近い水準であるのが適切 だ」と述べ、この日の決定も「そのプロセスの追加措置だ」とした。

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