コニカミノルタ:今期営業益、予想を上振れへ-新製品効果

コニカミノルタホールディングスの 今期(2010年3月期)連結営業利益はカラー複合機の新製品投入効果な どで会社予想を上回りそうだ。松崎正年社長が2日のブルームバーグ・ ニュースとのインタビューで明らかにした。

同社は昨年10月、世界的な不況による需要低迷から今期予想を下方 修正し、営業益について110億円減額の340億円としていた。松崎氏は インタビューで340億円は「固く出した数字だ」と説明。上振れの理由 としては、品ぞろえの面で「カラー複合機を今期一新したのに伴う粗利 益率上昇」に加え、液晶パネル用フィルムの需要が、中国での家電販売 好調で例年と違って年明け後も手堅く推移している点を挙げた。

松崎氏は、同社が1月末の決算発表で示した目標である13年3月期 の「ROE(株主資本利益率)8%、営業利益率10%を目指す」とあら ためて表明。来期は「今期以上の結果を出すよう予算を作っている」と 語った。会社側の現行予想に基づく今期営業利益率は4.2%にとどまっ ており、中期目標達成には急回復が求められる。

コニカミノルタ株の1日の終値は前日比0.2%(2円)高の929円。 年初来では2.4%下落。指標となる日経平均株価は年初来で3.1%下落し ている。

太陽電池投資「200億円かからず」

同社は2日、新たな収益の柱を構築する一環で太陽電池事業への参 入を発表。米ベンチャー企業コナルカテクノロジーズと資本・業務提携 し、有機材料を使ってコストを低く抑えた「有機薄膜太陽電池」の開発 や生産を進める予定。液晶フィルム製造で蓄積した技術をコナルカに提 供するなどして同電池の変換効率や耐久性を高めた上で、12年度までに 日本で合弁生産を開始する計画だ。

この太陽電池事業では、生産効率の高さを生かして投資増大を抑え る方針。松崎氏はインタビューで、合弁生産に要する設備投資総額につ いて「土地はうちが持っているどこかを使うとして、建屋を入れて200 億円はかからない」と語った。国内太陽電池最大手シャープが大阪・堺 市での薄膜電池工場建設で720億円を投じた例を踏まえ「生産性が全然 違う」と利点を強調した。

同氏によると、一般的な薄膜電池では、膜を基板上に生成する「蒸 着」に使う装置が必要で、増産には「蒸着装置を増やす必要がある」。 これに対しコニカミノルタの電池は印刷機を回して材料を吹き付けるよ うに製造可能であり「ラインのスピードを速くすれば良い」という。

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