【個別銘柄】トヨタ、Fリテ、旭硝子、鉄鋼、Jテクト、サイボウズ

材料銘柄の終値は以下の通り。

トヨタ自動車(7203):前日比3.2%高の3420円。リコール(無 料の回収・修理)問題をめぐる米議会の調査を受ける中での2月の米 国自動車販売台数は、前年同月比8.7%減と2カ月連続のマイナスと なった。日産自動車の29%増、ホンダの13%増との差は顕著だったが、 米自動車情報サービス会社のエドマンズ・ドット・コムでは少なくと も10%減を見込んでいたため、落ち込みは小さいと受け止められた。

ファーストリテイリング(9983):4.7%高の1万5930円。2日に 発表された2月の国内ユニクロ事業の既存店売上高は前年同月比

1.8%増だった。春物商品の立ち上がりが順調だったことが要因で、2 カ月ぶりの増加。メリルリンチ日本やUBS、CLSAアジアパシフ ィックの各証券は買いの投資判断を維持、好業況を評価する買いで日 経平均株価押し上げ寄与度の1位となった。

旭硝子(5201):4.7%高の920円。同社の藤野隆最高財務責任者 (CFO)が「10年12月期の建築・自動車用のガラス事業は2期ぶ りに営業黒字に転じる」と語った、と3日付の日本経済新聞朝刊が報 道。自動車用ガラスの数量が回復するといい、業績好転を評価する買 いが優勢だった。東証ガラス・土石製品指数は33業種の上昇率2位。

鉄鋼株:東証1部33業種の上昇率1位は2.2%高の鉄鋼。新日本 製鉄(5401)が1.8%高の343円、住友金属工業(5405)が4%高の 261円などだった。日本鉄鋼連盟が2日に発表した1月の鉄鋼輸出数 量は343.9万トンと、前年同月比72%増で6カ月連続のプラス。前月 比では減ったが、すう勢的な鉄鋼需要の回復を見込む買いが先行した。

三菱ケミカルホールディングス(4188):2.7%高の420円。中国 を中心にデジタル家電需要が伸びる中で好採算の液晶用フィルム、合 繊原料が好調で、2010年3月期の連結最終損益は従来予想ゼロから 100億円前後の黒字になる見通しと3日付の日経新聞朝刊が報道。業 績期待から買いが入った。

ジェイテクト(6473):4.1%安の910円。米自動車大手のゼネラ ル・モーターズ(GM)が1日、パワーステアリングに不具合の可能 性があるとして、北米で販売した「シボレー」など130万台を対象と したリコール(無料の回収・修理)を米道路安全交通局に届け出たた め、GMに部品供給するジェイテクトの業績への悪影響が警戒された。

サイボウズ(4776):7000円(21%)高の4万600円でストップ 高(制限値幅いっぱいの上昇)。主力ソフトの販売好調、業務内製化な どによる費用削減も奏功し、前期(10年1月期)の連結純利益は従来 計画の5000万円から2億8000万円に拡大したもよう。年間配当も従 来予想から増額したため、業績上振れと増配を好感した買いが膨らん だ。

第一三共(4568):3.3%安の1757円。同社のインド子会社、ラン バクシー・ラボラトリーズが販売承認を申請していた排尿障害治療薬 「フローマックス(一般名:タムスロシン)」の後発品について、米食 品医薬品局(FDA)が同薬の承認を見送ったため、売りが出た。

船井財産コンサルタンツ(8929):5040円(17%)高の3万3850 円でストップ高。販売用不動産の「原宿ロイヤルビル」の売却を受け、 10年12月期の業績予想を上方修正。連結営業利益は従来予想比2.2 倍の6億9600 万円の見通しになった。

後発医薬品:沢井製薬(4555)が3%安の5920円、東和薬品(4553) が1.5%安の4615円など。米製薬大手のメルクは日本のバイオ後発医 薬品市場に参入する、と3日付の日経新聞朝刊が報道。これを受けて、 競争激化による採算悪化への警戒が広がった。

アニコムホールディングス(8715):東証マザーズ市場に新規株式 公開(IPO)し、初値は公開価格比2倍の4000円となった。終値は 3760円。今年第1号のIPO銘柄である上、市場からの資金吸収額が 小さく、株式需給面から上昇やすかった。取引開始直後から買い気配 値を切り上げ、午後になってようやく初値を形成。同社はペット保険 の最大手で、犬や猫の病気やけがの治療費を補償する。

ブリヂストン(5108):1%安の1540円。ゴールドマン・サック ス証券は2日、「会社計画、市場予想に対してのダウンサイド・リスク は日系タイヤメーカーの中で最も大きい」などと指摘し、投資判断を 「中立」から「売り」に引き下げた。

ザッパラス(3770):7%高の14万8500円。潜在需要の高い中国 市場に進出すると1日に発表し、同国での事業拡大を期待した買いが 引き続き入った。同社の杉山全功社長は2日夕開催のアナリスト説明 会後、中国現地企業とのさらなる提携を模索していると、一部記者団 に語った。

メイテック(9744):3.3%高の1699円。大和証券キャピタル・マ ーケッツは3日、足元で稼働率が改善しつつあることから、投資判断 を「アンダーパフォーム」から「中立」に引き上げた。

テーオーシー(8841):5.4%高の350円。自己株式の取得枠を拡 大する、と2日に発表。取得株式総数は従来の250万株から500万株 に増やす。発行済株式総数の3.95%に当たり、株式需給の好転を見込 む買いが優勢だった。

エルピーダメモリ(6665):1.2%安の1619円。台湾からの200 億円出資受け入れを見送る方向になった、と3日付の読売新聞朝刊が 報じた。坂本幸雄エルピーダ社長が2日の同紙とのインタビューで明 らかにしたとしている。

住友ゴム工業(5110):0.3%安の739円。ゴールドマン・サック ス証券は2日、相対的魅力度の低下から投資判断を「買い」から「中 立」に引き下げた。

アルデプロ(8925):80円(26%)高の392円でストップ高。私 的債務調整手法の事業再生ADR手続きを2日申請し、受理されたと 発表した。今後の経営再建への期待感から買いが優勢。

メディビックグループ(2369):14%安の5560円。09年12月期 の有価証券報告書で、継続企業の前提に関する事項について注記する ことを決議した、と2日に発表した。

エース交易(8749):1.8%高の286円。関西商品取引所の会員か ら3月31日付で脱退する、と2日に発表。今後も委託者減少が続くと 判断した。業務の効率化期待から買いが優勢。

大阪有機化学工業(4187):3.2%安の363円。第三者割当で新株 予約権を発行する。割当先は野村キャピタル・インベストメントで、 調達金額は手取概算9億9600万円。将来的な売り圧力の増加懸念で売 りが優勢だった。

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