【個別銘柄】三菱自、アニコム、プロパスト、三菱ケミH、田中化学

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材料銘柄の終値は以下の通り。

三菱自動車(7211):前日比11%安の118円。一時は12%安の116 円まで売り込まれた。同社は3日、仏プジョー・シトロエングループ との資本提携を見送ると発表した。業務提携は拡大していくとしてい るが、経営基盤強化への期待が後退した。

日本水産(1332):1.6%安の253円と4日続落。2010年3月期の 連結営業利益は70億円前後で従来予想(85億円)を下回りそう、と 4日付の日本経済新聞朝刊が報道。冷凍食品などの好調で前期の2.2 倍にはなるが、消費低迷により国内水産事業が不振、予想より増益幅 が縮小する。インドネシアなど一部海外子会社の業績不振も響くとい う。

アニコムホールディングス(8715):16%安の3160円と急落。同 社は3日、東証マザーズに新規株式公開(IPO)し、公開価格比2 倍の4000円の初値を付けた。ただ、同水準はベンチャーキャピタルの ロックアップが外れる水準で、株式需給の悪化懸念が台頭、一時19% 安の3060円とストップ安(制限値幅いっぱいの下落)を付けた。

サマンサタバサジャパンリミテッド(7829):4.6%高の3万950 円と続伸。今秋をめどに香港に1号店を出店し、年内にもシンガポー ルや台湾、中国・上海市にも店舗網を築くと、4日付の日経新聞朝刊 が報道。日本と同価格帯のかばんや財布を販売し、主に高所得者の需 要を掘り起こすという。

プロパスト(3236):午後に急落し、16%安の1700円。午前中は 14%高の2290円を付ける場面もあったが、預金口座や賃料収入が差し 押さえられ資金繰りに窮していることなどを理由に、社員を一時帰休 すると午後に発表、事業の先行き不透明感から売りが膨らんだ。

レンゴー(3941):3.1%安の534円。UBS証券は3日付で投資 判断を短期的に「売り」に引き下げた。新しい目標株価は550円(従 来600円)。

エルピーダメモリ(6665):1.4%高の1642円。米スパンションか らフラッシュメモリーの技術資産とイタリア・ミラノの研究開発拠点 を譲り受けた。新規の収益源開拓が狙いで、同メモリーとDRAMの 技術を組み合わせて携帯端末向けの「複合型メモリー」を開発する。 新たな収益源確保につながるとみられた。

三菱ケミカルホールディングス(4188):3.1%高の433円と5日 続伸。クレディ・スイス証券は3日、投資判断を「中立」から「アウ トパフォーム」に、目標株価を330円から600円に引き上げた。担当 の澤砥正美アナリストはリポートで、ポリエステル繊維の原料である 高純度テレフタル酸(PTA)の採算改善と、環境・省エネ事業のさ らなる拡大が見込まれると指摘。

アインファーマシーズ(9627):2.6%高の2411円と反発。一時

3.4%高の2430円と昨年12月4日以来、3カ月ぶりの高値を付けた。 3日公表の9カ月累計決算で調剤薬局事業の高い伸びを確認、4月の 調剤報酬改定も同社にプラスに働くとの見方も出て、買いが先行した。

SMK(6798):3.7%高の422円と急反発。カーナビ用のコネク ターが好調で、2月の連結受注高が前年同月比20%増だったと、4日 付の日本経済新聞朝刊が報じた。SMKは3日、フルフラット型のタ ッチパネルを開発し、今春から受注活動を始めるとも発表しており、 収益寄与を期待した買いが優勢となった。

マキタ(6586):4.1%安の2820円。クレディ・スイス証券は3日 付で、中国元の切り上げと円高・ユーロ安の進行リスクへの懸念を理 由に、投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に引き下げた。 目標株価はこれまでの3800円から3200円に見直した。

海運株:東証1部33業種で唯一の上昇は0.1%高だった海運指数。 ばら積み船の国際運賃市況であるバルチック・ドライ指数は3日の取 引で5日続伸、上昇率4.3%とは1月4日以来の大きさとなり、市況 回復に伴う業況好転を見込む買いが入った。個別では、川崎汽船(9107) が1.9%高の327円。

インデックス・ホールディングス(4835):2.9%高の6840円。一 時12%高の7430円まで上げた。1月に開示した中国最大手の小売り グループ、フォアレンとの包括業務提携に関し、進ちょく状況を3日 に公表。共同で中国国内に店頭連動型の電子ショッピングモール事業 を展開する合弁会社を設立し、この合弁会社から30億円規模の開発を 受注することで基本合意したとしており、今後の中国事業拡大を見込 む買いが膨らんだ。

田中化学研究所(4080):4.9%高の1812円。民生用リチウムイオ ン電池材料の拡大期待などから買いが先行した。野村証券は3日、「プ リウス問題は懸念されるが、顧客基盤拡大の状況に注目」などと指摘。 投資判断を「3(ウエート下げ)」から「2(中立)」に引き上げた。

ダイユーエイト(2662):2.9%安の563円。新規開設店舗が計画 を下回ったうえ、商品単価の下落などで、前期(10年2月期)の連結 純利益は前の期比71%減の3600万円にとどまったもよう、と3日に 発表した。従来計画は同48%増の1億8000万円と大幅な増益だった。 年間配当は従来計画、前期実績の1株当たり18円から12円に減配す る。

サンケン電気(6707):3.9%高の323円。メリルリンチ日本証券 は3日付で、投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に引き 上げた。

東ソー(4042):2.3%安の210円。クレディ・スイス証券が3日 付で目標株価を230円から220円に引き下げたため、売りが膨らんだ。 投資判断は「中立」を据え置いている。

TDK(6762):2.9%安の5330円。バークレイズ・キャピタル証 券は3日、投資判断を「イコールウエート」から「アンダーウエート」 に引き下げた。ドイツの電子部品メーカー、エプコス社を買収したが、 経営戦略の重荷になると分析。セクター内での相対感を踏まえ、投資 判断を見直したという。

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