エルピーダ:複合メモリー開発で米スパンションの技術取得

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公的支援で再建中のDRAM会社エ ルピーダメモリはこのほど、破たんした米スパンションからフラッシ ュメモリーの技術資産とイタリア・ミラノの研究開発拠点を譲り受け た。新規の収益源開拓が狙いで、同メモリーとDRAMの技術を組み 合わせて携帯端末向けの「複合型メモリー」を開発する。フラッシュ 単体事業には参入しない方針。

エルピーダ広報担当の坪井一呂志氏が明らかにした。4日付日本経 済新聞朝刊は投資額が30億-50億円で、複合型メモリーをエルピーダ が2011年から国内で生産する考えと伝えたが、坪井氏は報道よりも「取 得額ははるかに小さい。生産に踏み切るかも未定」と述べた。

エルピーダ株の午前終値は前日比35円(2.2%)高。指標となる日 経平均株価は同0.03%安の1万250円18銭で午前の取引を終了した。

みずほインベスターズ証券の石田雄一アナリストは関連して「複 合型メモリーの開発に成功し量産に踏み切れば、他社との競争上でプ ラスになり、新たな収益源確保にもつながる」と評している。

スパンションは、05年に米半導体大手アドバンスト・マイクロ・ デバイシズ(AMD)から分離・独立して発足。携帯電話などに組み 込まれるNOR(ノア)型のフラッシュメモリーを主軸にしていた。

しかし、韓国サムスン電子や東芝などが高いシェアを持つ大容量 のNAND型フラッシュに押されたことなどで、昨年3月に米連邦破 産法11条(日本の民事再生法に相当)適用を申請していた。

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