米AIGの社債保証コスト、救済前以来の低水準-CDS取引

2日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場では、米保険会社アメリカン・インターナショ ナル・グループ(AIG)の社債保証コストが米政府による救済前以 降で最低の水準に低下。アジア生命保険部門を英保険最大手プルーデ ンシャルに355億ドル(約3兆1500億円)で売却する計画を受けて 債権者の楽観的観測が高まった。

フェニックス・パートナーズ・グループによれば、AIGのCD Sスプレッドは、45ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低 下の405bp。過去2日間で146bp下げており、2008年9月3日 以来の低水準となっている。スプレッド低下は信用力の改善を示す。

調査会社アイト・グループのシニアアナリスト、クラーク・トロ イ氏は「AIGは計画を持っており、その実行に向けて進んでいるこ とを示した」と指摘。ロバート・ベンモシュ最高経営責任者(CEO) は「より良い取引を見つける仕事を立派に果たした」と述べた。

CMAデータビジョンによれば、AIGを含む北米の投資適格級 企業125社で構成するマークイットCDX北米投資適格指数のスプ レッドはニューヨーク時間午後4時半(日本時間3日午前6時半)現 在、1.25bp上げて89.7bp。3営業日ぶりの上昇となった。

JPモルガン・チェースによると、ロンドン市場で投資適格級の 欧州企業125社で構成するマークイットiTraxx欧州指数のス プレッドは1.5bp下げて81.75bpと、2月3日以来の低水準。C MAのデータでは、プルーデンシャルのCDSスプレッドは15.5b p上昇の125bpと、昨年9月15日以来の高水準となった。

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