ギリシャ危機、独仏の支援なしに解決できない-シティのブイター氏

米シティグループのチーフエコノ ミスト、ウィレム・ブイター氏は、ギリシャは財政危機問題を自力で は解決できないとの見方を示し、ドイツとフランスの支援が必要にな るだろうと語った。支援にはギリシャ向け融資に対する政府保証が含 まれる公算が大きいという。

ブイター氏は2日放送されたブルームバーグラジオとのインタ ビューで、「最終的には、ドイツとフランス率いる欧州経済地域(E EA)は、ギリシャに金融支援を提供せざるを得なくなるだろう」と 述べ、「国有銀行などを通じたギリシャ向け融資への政府保証、また は他の欧州諸国の国有銀行などが購入したギリシャ債に対して政府 が保証する公算が大きい」との考えを明らかにした。

ドイツのメルケル首相は、ギリシャのパパンドレウ首相と5日に 会談する。両首相は投資家の懸念を鎮静化する方法を模索する。ギリ シャの財政問題を受けてユーロが対ドルで急落しており、欧州連合 (EU)当局者は緊急支援提供に向け協議を余儀なくされている。

ブイター氏は「ほかの選択肢は双方に打撃を与える」と指摘し、 救済策がまとまると予想している。さらに「ギリシャ向け投資の大半 は欧州各国の銀行によるもので、ドイツとフランスはギリシャ救済、 または独仏の国内銀行を救済する選択肢があることが分かっている。 どちらがより好ましいかは私には判断できない」と語った。

イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会の元委員、ブイ ター氏は、各国中銀がギリシャ国債を購入するという考えについては、 欧州中央銀行(ECB)にとっては「耐えがたいだろう」との見解を 示した。

さらにギリシャが「財政問題を自力で解決することはできない」 とし、「ソブリン債のデフォルト(債務不履行)を含まない解決方法 を得るには、ドイツが資金を用意する必要がある」と発言した。

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