2月米自動車販売:フォードがGM抜く、トヨタのみが減少

2月の米自動車販売統計では、フ ォード・モーターが前年同月比で43%増加した。月間販売台数では 1998年以来で初めてゼネラル・モーターズ(GM)を抜いた。

フォードの販売台数は14万2285台、GMは14万1951台。フォ ードによると、米国販売で同社が前回GMを上回ったのはGMでス トライキが発生した12年前だった。

IHSグローバル・インサイトのアナリスト、ジョン・ウォルコ ノウィッツ氏は、「これが意味するところは大きい。両社の関係は ペプシコとコカ・コーラやレッドソックスとヤンキースのような典 型的なライバルだからだ」と語り、「両社は品質や製品、評判とい った重要な要素で競い合っている。これは転換点になる可能性があ る」と述べた。

トヨタ自動車は8.7%減の10万27台。世界規模でのリコール問題 で、一部車種については生産と販売を中止した。クライスラー・グ ループは1%未満増加して8万4449台。市場予想は18%減だった。 同社は2007年12月以降で初めてプラスとなった。

フォードとGM

フォードの「フュージョン」は販売台数が2倍以上に増加。同社 の中では「フォーカス」を抜き販売1位となった。「トーラス」も ほぼ倍増した。ピックアップトラックやスポーツ型多目的車(SU V)も販売が拡大した。

フォードの第2四半期の北米生産計画は前年同期比32%増の59 万5000台となっている。

市場調査会社JDパワー・アンド・アソシエーツの予想担当責任 者ジェフ・シュスター氏は「フォードは今、確実に勢いに乗ってい る」と述べた上で、「GMは今も不安定な状態にあり、長続きする ブランドイメージの確立を試みている」と続けた。

GMの販売台数は前年同月比では12%増加したがブルームバーグ がまとめたアナリスト予想平均(20%増)には及ばなかった。GM が引き続き保有する「シボレー」、「キャデラック」、「ビュイッ ク」、「GMC」の4ブランドの販売台数は前年同月比で32%増。 特に「ビュイック・ラクロス」セダンとスポーツ型多目的車(SU V)の「シボレー・エキノックス」の販売台数は2倍以上に増加し た。

一方、売却もしくはブランド廃止予定の「サーブ」、「ハマー」、 「サターン」および「ポンティアック」の販売台数は前年同月比 86%減の3102台だった。

ホンダ、日産

ホンダは13%増の8万671台。日産自動車は29%増の7万189台 だった。業界調査会社エドモンズ・ドット・コムの予想で はホンダが24%増、日産が38%増だった。

米自動車業界分析会社オートデータによると、米国の2月の乗用 車とライトトラックを合わせた販売台数は13%増加した。季節調整 済み年率では約1040万台。前年同月は1981年以降で最低となる 920万台だった。

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