ギリシャ:追加赤字削減策を3日発表、最大48億ユーロ-関係者

ギリシャ政府は最大48億ユーロ(約 5800億円)規模の追加の財政赤字削減措置を3日に発表する。赤字 削減に向けた取り組みの強化を迫る欧州連合(EU)と市場の圧力に 屈する形になる。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。

詳細が非公表であることを理由に同関係者が匿名を条件に語った ところによれば、追加措置にはたばこと酒税、売上税の税率引き上げ、 公務員賞与の追加削減などが含まれる。追加措置によりEUのギリシ ャ支援への反対が緩和するとの期待から、ギリシャ債はこの日、3営 業日続伸となった。

EUの行政執行機関、欧州委員会のレーン委員(経済・通貨担当) は1日に、現在の財政緊縮計画は不十分とのEU当局者の懸念を和ら げるため、ギリシャが数日内に新たな措置を発表しなければならない と述べていた。ギリシャのパパンドレウ首相は5日にドイツのメルケ ル首相と会談する。ギリシャが3日に新措置を表明すれば、メルケル 首相は、ギリシャの財政赤字は財政力をわきまえなかった結果であり、 救済すべきではないとする納税者や議員を説得しやすくなる可能性が ある。

「痛みを伴う」

パパンドレウ首相は2日、アテネで与党の全ギリシャ社会主義運 動(PASOK)の議員向けに演説し、この新たな措置は「痛みを伴 うもの」になるだろうとした上で、賃金の凍結や手当の削減を余儀な くされた公務員は「生活を切り詰める必要がある」と語った。ギリシ ャの主要公務員組合は16日に、今年3回目のゼネストを計画してい る。

ギリシャ10年国債の利回りは7ベーシスポイント(bp、1b p=0.01%)低下の6.18%と、2月12日以来の低水準。ドイツ国 債との利回り格差も15bp縮小の301bpと3週ぶりの水準に縮小 している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE