ユーロ圏:2月インフレ率0.9%-失業増と回復足踏み影響

2月のユーロ圏インフレ率は低下し た。失業増加と景気回復の足踏みに伴う家計の支出抑制が影響した。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)の2日の発表による と、2月のユーロ圏消費者物価指数(速報値)は前年同月比0.9%上 昇となり、同1%上昇だった1月に比べインフレが鈍化した。2月の 数値はブルームバーグがまとめたエコノミスト調査と一致した。

同時に発表された1月のユーロ圏生産者物価指数(PPI)は前 年同月比1.0%低下と、過去1年で最小の値下がりを示した。前月比 では0.7%上昇。昨年12月は同0.1%上昇だった。

シティグループのユーロ圏担当チーフエコノミスト、ユルゲン・ ミヒェルス氏(ロンドン在勤)は、「インフレの脅威はこの先、極めて 小さいだろう」とし、「ユーロ圏の回復は引き続き平たんではない。欧 州中央銀行(ECB)が2011年初めまで利上げを開始することはない と予想している」と語った。

EUの行政執行機関である欧州委員会が先月25日公表した見通 しによると、ユーロ圏のインフレ率は今年1-3月期に平均0.8%と なった後、4-6月期に1.3%に加速する。国内総生産(GDP)は 両四半期ともわずか0.2%の増加と見込まれている。

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