モビアス氏:インド株は他の新興市場株を引き続き上回る見通し

テンプルトン・アセット・マネジメ ントのマーク・モビアス会長は、インド経済の改善見通しを背景に、 インド株式のパフォーマンスは引き続き他の新興市場株を「上回る」 とみている。

新興国資産340億ドル(約3兆円)相当の運用を手掛けるモビア ス会長は同社のウェブサイトに1日に掲載したリポートで、インドと ブラジル、中国はテンプルトンの保有資産の中で最大の比率となって いることを明らかにした上で、ロシアを含むBRICs市場は引き続 き投資の好機会を提供してくれると指摘した。

インド株の指標のセンセックス指数は昨年に81%上昇した後、年 初来では4.7%下落。ブルームバーグの集計データによれば、同指数 は昨年、世界の株式指数のパフォーマンス・ランキングで上位10に入 った。

モビアス会長は、「インドのマクロ経済のファンダメンタルズ(基 礎的諸条件)は大幅に改善した」とした上で、「インド政府は最近の金 融危機下でうまく経済を運営し、多くのインド企業は欧米企業と異な り健全なバランスシートと強いキャッシュフローを持っている」と記 した。

ムカジー財務相は予算案発表時にインドの成長率は「遠くない将 来」に10%に達する可能性を示している。

モビアス会長は一方、ブラジルでは成長途上の消費市場が金融サ ービスやヘルスケア、化粧品、飲料企業などに「好機」をもたらすと 指摘。ロシアについては、外貨保有高や埋蔵天然資源、市場のバリュ エーション(株価評価)を考慮すると、「長期的見通し」はポジティブ だとしている

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