亀田製菓:M&Aで海外比率3割に上げ、米国も健康志向-田中社長

【記者:福田章人】

3月2日(ブルームバーグ):コメ原料菓子で国内首位の亀田製菓 は、海外売上高比率を長期的に3割まで引き上げる方針だ。国内市場が 頭打ちになる中、健康志向が広がる米国を中心に企業の合併・買収(M &A)などで事業拡大を目指す。田中通泰社長(64)が明らかにした。

今期(2010年3月期)の海外売上高比率は1.3%程度の見込み。こ れを10年後には30%、金額にして450億円まで拡大させる。田中社長 は都内で1日、「スナック消費量が日本2倍以上の米国で買収を繰り返 し、売り上げを伸ばす」と述べた。連結売上高は1500億円(今期予想 は800億円)としてスナック企業で世界5位入り目指す。

「柿の種」が有名な亀田製菓はコメを原料にした菓子が多い。田中 社長によると、米国でも健康志向が顕著で小麦に比べてアレルギー症状 が出にくいコメ製品の需要が伸びている。米国での拡販では、三菱商事 との合弁会社THフーズを子会社化することも視野に入っている。

いちよし証券の鮫島誠一郎シニアアナリストは、「THフーズの販 売は好調だ」と述べ、亀田製菓の海外比率引き上げ計画を評価した。赤 字の全額出資KAMEDA(USA)についても、販路を拡大しており 来期(11年3月期)には黒字転換が可能とみている。

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