コニカミノルタ:「有機」で太陽電池参入、米コナルカに出資

コニカミノルタホールディングスは 太陽光発電事業に参入する。高価なシリコンではなく、有機材料を使い 低コストの薄膜太陽電池技術で実績を持つ米コナルカテクノロジーズに 2000万ドル(18億円)を出資して包括提携する。4月から共同開発や生 産・販売を含む協業を開始するとしている。

2日に発表した資料によると、コニカミノルタは薄膜太陽電池を、 有機EL照明事業に続く環境関連の新規の収益源とする方針。会見した 松崎正年社長によると議決権ベースの出資比率は7.5%程度。4月に協 業を開始、開発成果を検証した上で合弁形式により2012年までに量産を 開始する意向だ。

コニカミノルタの液晶パネル用フィルム技術も生かすことで、松崎 社長は「生産開始から5年以内には売上高500億円以上に持っていきた い」と語った。有機薄膜太陽電池は発電効率が低い上に、寿命が短いた め用途が限られるが、提携ではこうした弱点も克服する狙いで、有機E L照明との開発シナジーも見込めると判断したという。

コナルカは、ノーベル化学賞を2000年に受賞したアラン・ヒーガ ー氏らが01年に設立。日本企業関連では昨年3月にオフィス向け印刷会 社トッパン・フォームズと、室内光でも発電可能な太陽電池の実用化で 提携していた。

太陽電池をめぐっては、将来の需要拡大を見込んで増産の動きが活 発化。東芝が1日に、米サンパワー社製モジュール電池を使った住宅用 発電システム事業参入を発表したほか、シャープに次ぐ国内2位の京セ ラも2日に増産を発表した。

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