鳩山首相:年度末金融で銀行に「努力」を要請-政府支援も

政府は2日午後、全国銀行協会の永 易克典会長(三菱東京UFJ銀行頭取)ら金融機関代表を集め、中小企 業などの年度末の資金繰り支援に関する意見交換会を開いた。鳩山由紀 夫はこうした場に初めて出席し、銀行などに取り組みへの努力を直接要 請する一方、政府の支援も約束した。

鳩山首相は冒頭、「景気を上昇気流に乗せるよう政府として約束す る」と述べた。金融機関に融資の返済猶予を促す中小企業金融円滑化法 (施行済み)を提唱した亀井静香金融相は、金融機関の対応に感謝の意 を示した上で、「金融機関が国民生活の向上へ責任を果たすべきだ」と あらためて指摘した。

全銀協の永易会長は、年度末の金融支援に「精一杯務めている」と 表明。その上で「金融仲介、コンサルティング機能を通じ社会的使命を 果たしたい」と述べ、金融機関として融資だけでなく、貸出先企業の営 業や経営全体を支援する取り組みを強化していると強調した。

金融庁は、企業の資金需要が旺盛な年末や年度末に毎年、意見交換 会を開いているが、首相が出席するのは極めて異例。同日の意見交換会 には直嶋正行経済産業相、地方銀行協会の小川是会長(横浜銀行頭取)、 第二地方銀行協会の小島信夫会長(京葉銀行頭取)、政府系金融機関の トップらも出席した。

亀井金融相は、貸出上限金利の引き下げや1人当たりの貸出総量規 制など6月に予定される貸金業法の完全施行に関連し、社会の混乱を招 かないよう政府内で対応を協議中であることを明らかにした。金融相は 消費者金融の親会社となっている例が多い大手銀行からも「法律の運用 について抽象的ではなく、考え方をご提言いただきたい」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE