BHPなど鉄鉱石3社:現物価格で販売しない損失は1.8兆円-試算

英・オーストラリア系BHPビリ トンやリオ・ティント、豪フォーテスキュー・メタルズ・グループの3 社は、豪州産鉄鉱石を現物価格で販売しないことにより、合計で年間約 200億ドル(約1兆8000億円)の売上高を失っているとの試算を、ゴ ールドマン・サックスJBウェアが発表した。

ニール・グッドウィル氏率いるゴールドマンのアナリストらは1日 のリポートで、「どの生産会社も、なぜ早急に断固として市場価格での 販売を目指さないのか理解できない。企業はどこでも鉄鉱石を市場価格 に近い水準で販売していない」との見方を示した。

鉄鉱石生産で世界最大手のブラジルのヴァーレに続き、BHPも先 月、今年の契約には現物価格の高騰が反映されるべきだと示唆した。豪 州産鉄鉱石の中国でのスポット価格は、契約価格である1トン当たり約 61ドルの2倍以上の水準となっている。

リポートによると、リオやBHP、フォーテスキューの3社の鉄鉱 石生産量は年間約4億トン。「1トン当たり50ドルの価格差があれば 年間で200億ドルの収入減となり、利益や配当、ロイヤルティーや税収 の落ち込みにつながる」と指摘。「指標となる年次契約価格を下回る水 準での販売による損失はけた外れに大きい」としている。

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