大戸屋株が急反落、6億円の公募増資実施へ-最大14%の株式希薄化

関東地区を中心に定食専門店をチェ ーン展開する大戸屋株が一時、前日比7.8%安の958円と急反落。2008 年3月26日以来、約1年11カ月ぶりの日中下落率を記録した。公募 増資などで約6億1600万円を調達する、と1日に発表。発行済み株式 総数が最大14%増える見通しで、株式の希薄化などを警戒する売りが 優勢となった。

発表によると、新株発行は60万株。このほか上限10万株のオー バーアロットメントによる売り出しが予定されている。一連のファイ ナンス後の発行済み株式総数は580万株と、現状の510万株から

13.7%増える予定。調達資金は、葉物野菜を生産する「植物工場」の 建設やベトナムでの合弁会社設立費用などに充当する計画だ。

同社は1日、10年3月期の連結業績予想を減額修正した。純利益 は1500万円にとどまる見込みで、従来予想(7500万円)を80%下回る。 新株発行などで税負担が想定より増えるうえ、香港第3号店の出店費 用がかさむという。売上高は171億円となる見通しで、0.1%の増収予 想が一転、1.6%の減収となる。

09年4月-10年1月までの10カ月間累計の既存店売上高は前年 同期比4.4%減。来店客数が同7.4%減少するなど、会社側の目標を下 回っていた。

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