ボルカー氏:ボルカー・ルールの正当性主張、見通しを楽観(Update1)

米連邦準備制度理事会(FRB)の 元議長で、オバマ政権の経済回復諮問会議の議長を務めるポール・ボ ルカー氏は、米銀の自己勘定取引を規制するボルカー・ルールの正当 性を主張し、金融機関は現在と同じように業務を運営すべきではない との見解を示した。CLSAアジア・パシフィック・マーケッツのジ ョナサン・スローン会長兼最高経営責任者(CEO)が発言内容を伝 えた。

CLSAと投資グループは1日、600の機関投資家を集めて90分 間のフォーラムを主催した。オバマ米大統領が計画する「ボルカー・ ルール」は金融機関の規模とトレーディングを制限するもので、議員 らや金融業界の一部から批判を浴びている。実施に移されれば、商業 銀行の自己勘定取引への関与およびヘッジファンドとプライベート・ エクイティ(PE、未公開株)ファンドへの出資が禁止される。

スローン会長は「ボルカー氏は既存の金融機関の解体を目指して いないことを極めてはっきりと言明した」と述べ、「彼が目指している のは、政府の救済が必要になる状況を招きかねないリスクテークから 預金取扱金融機関を分離することだ」と説明した。また、「ボルカー氏 はボルカー・ルールがまだ生きていると楽観的なようだった」と付け 加えた。

スローン会長によると、ボルカー氏は米経済がしばらくの間標準 を下回る成長に直面するとした上で、FRBは市場からまだ流動性を 取り去るべきではないとの認識を明らかにした。

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