チリの約1兆円の安定化基金、ペソ下支えも-ゴールドマンなど指摘

チリの113億ドル(約1兆円)に上 る経済社会安定化基金は、チリの大地震を受けて「反射的に」下落し た通貨ペソを安定化させると、ゴールドマン・サックス・グループや ブルティック・セキュリティーズは指摘した。チリでは大地震によっ て銅生産が中断し、高速道路や橋が破壊された。

ゴールドマンのエコノミスト、アルベルト・ラモス氏(ニューヨ ーク在勤)によると、政府は銅の売却収入を基に海外で積み立てた同 基金を再建プロジェクトに利用する可能性が高い。それによってドル を国内に持ち込むことになり、輸出の低迷を補うのに役立つもようだ。 ペソは1日、一時1%安となる場面もあったが、結局、前営業日比ほ ぼ変わらずの1ドル=524.7ペソだった。

ラモス氏は電話インタビューでチリについて「経済運営は良好で、 政策の柔軟性もある」とした上で、「ペソが不安定だとは思わない。短 期的には若干の売りが出るかもしれないが、いつまでも続くことはな い」との見方を示した。

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