【個別銘柄】輸出、半導体、金融、アステラ薬、鉄道、積水ハ、ミツミ

材料銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連株:ソニー(6758)が前日比1.3%高の3095円など。1日 発表の1月の米個人消費支出が前月比0.5%増と、市場予想の0.4%を 上回り、米景気回復期待から国際的に事業を展開する時価総額上位の輸 出関連株に買いが集まった。東証1部33業種の対TOPIX上昇寄与 度1位は電気機器指数だった。ソニーには、ゴールドマン・サックス証 券が投資判断を「買い」とする材料もあった。

半導体関連株:東京エレクトロン(8035)が2.2%高の5630円、ア ドバンテスト(6857)が2.3%高の2147円、SUMCO(3436)が

4.6%高の1672円など。米半導体工業会が1日に発表した1月の世界半 導体売上高は、前年同月比47%増の225億米ドル(約2兆100億円) だった。前月比は0.3%増。米フィラデルフィア半導体株指数は同日の 取引で前週末比3.1%高と急伸、東京市場もこの流れを引き継いだ。

金融株:三井住友フィナンシャルグループ(8316)が0.6%安の 2870円、野村ホールディングス(8604)が0.5%安の654円など安い。 この日発表された1月の家計調査で、2人以上世帯の消費支出の増加率 が1.7%と事前予想の2.5%に届かなかった。来週12日の株価指数先 物・オプションの特別清算値(SQ)算出に向け、持ち合い解消売りな ども警戒された。

アステラス製薬(4503):2.1%安の3275円。米ナスダック市場に上 場する米医薬品メーカーのOSIファーマシューティカルズの買収を目 指し、株式公開買い付け(TOB)を開始すると1日に発表した。買収 総額は35億ドル(約3130億円)。一方、OSI取締役会は同日、アス テラ薬のTOB提案を拒否すると正式発表した。実際に買収が実現する かは不透明で、売りが優勢になった。

京セラ(6971):1.4%高の8000円。2012年3月期の太陽電池セ ルの生産量目標を、今期計画の2倍に当たる800メガワットにすると発 表した。またドイツ証券では1日付で投資判断を「ホールド」から「買 い」に1段階引き上げ、新しい目標株価を1万1000円に設定した。

KDDI(9433):0.8%安の48万2000円。ゴールドマン・サック ス証券は1日付で同社株の投資判断を「中立」から「売り」に引き下げ た。固定通信事業の下振れや営業権の償却、UQコミニュケーションズ のマイナス影響などが株価に十分織り込まれていないと判断、目標株価 を従来の53万2000円から45万円に引き下げた。

鉄道関連株:三菱重工業(7011)が1.8%高の338円、東洋電機製 造(6505)が4.1%高の589円、日本車両製造(7102)が1.7%高の551円 など。日本政府は、ブラジルの建設費1兆7000億円規模の高速鉄道計 画について、新幹線方式による日本勢の受注を後押しする検討に入った と2日付の日本経済新聞朝刊が報道した。円借款の供与など、資金支援 が柱という。高速鉄道受注を期待し、車両などの製造を担うメーカーに も買いが集まった。

アルチザネットワークス(6778):5000円(23%)高の2万7060円 とストップ高(制限値幅いっぱいの上げ)で、東証マザーズ市場の上昇 率1位。次世代移動体通信方式「LTE」に対応する製品の販売が好調 に推移、原価低減効果もあり、10年7月期の最終赤字は1億6000万円 にとどまりそうと発表した。前回予想からは3000万円の赤字縮小。

積水ハウス(1928):3.3%高の899円。住宅取得時の贈与税非課 税枠の拡大や、住宅版エコポイント制度など政府の住宅対策が奏功、受 注が回復している。今期(11年1月期)の連結純損益は270億円の黒 字と、前期の293億円の赤字から浮上を計画しており、業績改善期待が 広がった。

ノーリツ鋼機(7744):主力の大証1部で0.5%安の558円。一時 545円まで売られ、1996年2月の上場以来の安値を更新した。土地・建 物などの固定資産の減損損失を計上するとして、10年3月期の連結最 終損失予想を192億円の赤字に変更した。前回予想は69億円の赤字。

大戸屋(2705):6.3%安の974円。一時7.8%安まであり、08年 3月26日以来、約1年11カ月ぶりの日中下落率を記録した。公募増資 などで約6億1600万円を調達する、と1日に発表。発行済み株式総数 が最大14%増える見通しで、株式の希薄化などが警戒された。

メガネトップ(7541):4.2%安の615円。一時607円と08年11 月13日以来、約1年3カ月ぶりの安値水準に沈んだ。主力の「眼鏡市 場」が振るわず、2月の既存店売上高は前年同月比19%減になった。 09年4月以降の11カ月間累計では前年同期比2.2%減となり、通期計 画の0.3%増を下回っている。

ザッパラス(3770):4.1%高の13万8800円。占いサイトなどの 有料会員数が伸び、9カ月累計(09年5月-10年1月)の連結営業利 益は前年同期比5%増の22億円となった。10年4月期計画の29億円 に対する進ちょく率は77%。中国企業との業務提携と香港法人設立の 発表、4月にソーシャルゲーム分野に本格参入するとしたことも、今後 の業績拡大期待につながった。

ポイント(2685):0.7%高の5550円。2月の既存店売上高は前年 同月比1.7%増と、2カ月ぶりに前年水準を上回った。西日本を中心に 暖かい日が多く、春物商品の販売が順調だった。

大正製薬(4535):1.8%高の1562円。発行済み株式総数の

2.26%に相当する650万株を上限に、自社株買いを実施すると1日に発 表。このほか、薬局・薬店向けの販売店制度「株主特約店」を3月末に 廃止することを決定、経営効率化、透明性向上への評価につながった。

エー・ディー・ワークス(3250):ストップ高となる3000円 (21%)高の1万7350円で一部配分。8180株の買い注文を残した。10 年3月期の配当予想を従来比100円増の1株当たり350円に引き上げる と発表した。前期実績は500円だが、昨年10月に1株を2株に株式分 割をしており、実質増配となる。同社は、不動産の売買や鑑定評価を行 うデューデリジェンス業務を行う。

船井電機(6839):主力の大証1部で3.4%安の3700円。ゴール ドマン・サックス証券は1日、液晶テレビの収益環境が厳しくなるとの 想定で、投資判断を「売り」に設定した。また、米半導体メーカーのフ リースケール・セミコンダクターは1日、テレビやメディアプレーヤー 向け半導体の知的所有権侵害をめぐり、パナソニックや船井電などを米 国際貿易委員会(ITC)に提訴した。

ディーバ(3836):ストップ高に相当する5万円(25%)高の25 万1000円。大和証券キャピタル・マーケッツ証券は1日、IFRS (国際会計基準)の恩恵を受けやすいことなどを指摘し、投資判断を新 規に「1(買い)」とした。同社は、企業の財務報告義務を支援するソ フトウエア会社。

ミツミ電機(6767):3.3%高の1781円。JPモルガン証券は1日付 で、ゲーム機向け売上高の回復を予想し、同社株の投資判断を従来の 「中立」から「オーバーウエート」に引き上げた。新しい目標株価は 2100円。

ロート製薬(4527):1.2%高の1028円。シティグループ証券は1日 付で、同社株の投資判断を「ホールド」から「買い」に引き上げた。新 しい目標株価は1300円。

城南進学研究社(4720):18%高の141円で高値引け。10年3月期 の単独営業損益が1億円弱の赤字になる、と2日付の日経新聞朝刊が報 じたことを受けた。前期は9億2300万円の赤字、従来予想は1億3100 万円の赤字だった。経費削減により費用を数千万円圧縮したという。会 社側は当社が正式に発表したものではない、との報道資料を公表。

コロワイド(7616):3.4%安の511円。2月19日に公表していた 公募増資を通じた資金調達方針の詳細を1日に決定。新株発行価格は1 株当たり507円となり、手取概算額は最大74億4700万円になった。発 行価格は1日終値の529円を下回り、あらためて1株価値の希薄化、将 来的な売り圧力が懸念された。

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