中国は預金準備率引き上げも、債務償還に伴う資金流入で-ドイツ銀

中国は預金準備率の今年3回目の引 き上げに踏み切る可能性があるとの見通しを、独最大手銀のドイツ銀 行が示した。手形の償還が3月に記録的水準となるのに伴い、銀行シ ステムに大量の資金が流入することを理由に挙げた。

中国人民銀行(中央銀行)は中国の消費者物価を押し上げるリス クのある融資急増と不動産ブームの抑制に取り組んでいる。ドイツ銀 の金利ストラテジスト、劉立男氏(香港在勤)は、輸出持ち直しが一 段の資金流入を促すほか、人民銀が市中銀行に余剰資金を放出させる ことを狙い、短期手形の発行金利高め誘導を余儀なくされる可能性が あるとの見方を示した。

劉氏は2日の電話インタビューで、「記録的な償還額を考慮すると、 中銀は3月に公開市場でこれまでで最大の圧力に直面するだろう」と 語った。

ドイツ銀の先月26日の報告によると、7960億元(約10兆4000 億円)相当の手形を含めた計8760億元相当の債券が月内に償還を迎え る。劉氏は、人民銀が預金準備率を今月、さらに50ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)引き上げ17%に設定する可能性があるとし、 これは中国が政策金利引き上げへと近づくシグナルだと指摘した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE