チリ:通貨ペソの取引、正午にほぼ停止-トレーダーの多くが早退

2月27日に過去50年で最悪の地震 が発生したチリでは1日、銀行と証券会社のトレーダーや補助スタッ フの多くが家族の様子を確認するために早退する中、通貨ペソの取引 が現地時間正午にほぼ停止した。

証券会社BCIコレドール・デ・ボルサとサンタンデール銀行の チリ部門によると、この日のペソの売買高は50%余り減少。取引は通 常終了時間(現地時間午後2時、ニューヨーク時間正午)より2時間 早く終了した。対ドル相場は一時、前日比1%安となったものの、終 値は同ほぼ変わらずの1ドル=524.7ペソだった。

BCIの為替トレーダー、ルイス・モラレス氏によると、同社の 従業員は終日、地震の話で持ち切り。取引決済を担当する補助スタッ フは早退して家族の様子を確認するため、トレーダーに売買を抑える よう促したという。

モラレス氏(35)は電話インタビューで「取引に興味が持てない というのが実情だ」と説明。売買高は約80%落ち込んだもようだと話 し、通常の水準に戻るまでには少なくとも1週間かかると指摘した。 「精神的な痛手を受けた。この世の終わりかと思った」と語った。

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