EU、ギリシャの財政再建努力に期限設定-独ギリシャ首脳会談迫る

欧州連合(EU)は、ギリシャの 域内最大の財政赤字の削減に向けた努力に期限を設定した。

ギリシャのパパンドレウ首相がドイツのメルケル首相との5日 の会談に備える中、EUの行政執行機関、欧州委員会のレーン委員 (経済・通貨担当)は1日、現在のギリシャの財政緊縮計画は不十 分ではないかとのEU当局者の懸念を緩和させるため、ギリシャは 「数日中に」新たな措置を公表しなければならないと表明した。

メルケル首相らEU首脳は、ギリシャの財政赤字は資力をわき まえなかった結果であり救済すべきではないとする納税者や野党な どにギリシャ救済策を納得させるため、同国が追加措置を講じるこ とを望んでいる。

ベルリンでのギリシャとドイツ両国首脳の会談までにギリシャ がレーン委員の要請に応えられない場合、ドイツ主導の救済への期 待が失われる可能性があるほか、ギリシャ国債からの投資家離れを 促す公算もある。この日、ギリシャ国債には買いが集まった。

バークレイズ・キャピタルの欧州担当チーフエコノミスト、ジ ュリアン・キャロー氏(ロンドン在勤)は「すべての切り札は、今 週のベルリン会談にかかっている」と指摘。メルケル首相との同会 談前に「ギリシャは追加措置を講じることが必要になるだろう。今 後数カ月間、非常に大きな資金調達の必要性を抱えていることは明 らかなためだ」と説明した。

ギリシャ支援策の決定は近いとの観測から、10年物ギリシャ国 債利回りは1日、9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低 下して6.25%と、2週間ぶりの低水準となった。ギリシャ政府は、 4月と5月に償還期限を迎える債務計200億ユーロ(約2兆4200 億円)余りを抱えており、資金調達を迫られている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE