米AIGのベンモシュCEOへの圧力和らぐ-AIA売却合意を受け

米保険会社アメリカン・インターナ ショナル・グループ(AIG)が、政府による2008年の同社救済後で 最大の事業売却を決めたことにより、一層の事業売却を求めるロバー ト・ベンモシュ最高経営責任者(CEO)への圧力は和らいでいる。

AIGは1日、アジアの生保部門アメリカン・インターナショナ ル・アシュアランス(AIA)を英保険最大手プルデンシャルに355 億ドル(約3兆1600億円)で売却することで合意した。事情に詳しい 複数の関係者によると、AIGは別の米国外の生保部門アメリカン・ ライフ・インシュアランス(アリコ)を米生保大手メットライフに約 150億ドルで売却する方向で交渉中でもある。

米調査会社エイト・グループのシニアアナリスト、クラーク・ト ロイ氏は、AIA売却を受け、「救済をめぐって国民からAIGに向け られていた怒りは弱まる」と予想。「ベンモシュCEOは困難な状況か ら完全には脱していないが、納税者への借りは減る。同CEOへの圧 力が和らぐなかで、この経営チームは良い仕事をしていると判断され るだろう」と述べた。

昨年8月に就任したベンモシュCEOは、AIAとアリコの売却 が完了すれば、大規模な事業の売却を終えることになりそうだ。

AIGはAIA売却で得られる現金250億ドルを、2013年に期限 を迎える米連邦準備制度理事会(FRB)の信用枠への返済に充てる 方針だ。

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