NY銅先物:7週間ぶり高値-チリ大地震で供給が途絶

1日のニューヨークの銅先物相場は 7週間ぶりの高値に上昇。世界最大の銅生産国、チリがマグニチュー ド(M)8.8の大地震に見舞われ、供給が途絶したことが響いた。

地震に伴う停電で、銅生産で世界最大手のチリ銅公社(コデルコ) や英アングロ・アメリカン、アントファガスタの鉱山が操業停止を余 儀なくされた。コデルコは、地震の被害を受けていないチリ北部の生 産拠点からの出荷で供給契約を履行すると説明した。

ナショナル・セキュリティーズのチーフ・マーケットストラテジ スト、ドナルド・セルキン氏(ニューヨーク在勤)は「チリ情勢の影 響を受けているのは明らかだ」と述べ、「鉱山の被害状況と出荷再開の 時期が問題だ。集荷施設が一部被害を受けたとの報告もある」と語っ た。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門の銅先 物相場5月限終値は前週末比6.6セント(2%)高の1ポンド=3.35 ドル。一時は6.2%高まで急伸し、中心限月としては1月11日以来の 高値となる3.487ドルを付けた。

コデルコの発表によれば、同社は2月28日にエルテニエンテ鉱山 の操業を段階的に再開し始めた。アンディナ鉱山については1日の午 後にも生産を部分的に再開する可能性があるとしている。同社は、不 可抗力条項の発動の可能性を否定している。

ドイツ銀行のアナリスト、ダニエル・ブレブナー氏(ロンドン在 勤)は「1国が世界の銅供給の3分の1を担うリスクを今回の地震は 浮き彫りにした」と指摘した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE