リッチモンド連銀総裁:FRBは国民の怒り静める「スケープゴート」

リッチモンド連銀のラッカー総 裁は、米議会で消費者保護や金融監督における米連邦準備制度理事 会(FRB)の権限制限が検討されていることについて、金融機関 救済をめぐる国民の怒りを静めるためにFRBが「スケープゴート にされている」との認識を示した。

ラッカー総裁は1日、ブルームバーグテレビジョンのインタビ ューで、「国民はわれわれに怒りを覚えている」とした上で、 「2008年の出来事を考えればそうした憤りは理解できる。全く予期 しなかったことであり、われわれが守ると誰もが考えた境界線を越 えてしまったようだ」と説明した。

また、バーナンキFRB議長によるアメリカン・インターナシ ョナル・グループ(AIG)といったノンバンク金融機関の支援の 動きを今になって批判することはしないと言明。FRBの監督権限 を制限する提案については、銀行への融資能力を弱めることになる と指摘した。

このほか同総裁は、ワシントンで開かれたインスティチュー ト・オブ・インターナショナル・バンカーズ(IIB)の年次会合 で、「FRBの監督権限を大きく変える提案は、私には誤った考え に思える」と発言。「現在の政治環境の中でFRBがスケープゴー トにされてしまっていると私は考えている」と述べた。

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