英国債:下落、10年債利回り4.09%-世論調査で保守党のリード縮小

英国債相場は下落した。世論調 査でブラウン政権が大幅な過半数を獲得せずに続投する可能性が示 され、財政赤字削減への期待が後退した。この日のポンド相場は対 ドルで10カ月ぶり安値を付けた。

2月28日付の英紙サンデー・タイムズに掲載されたユーガブ (YouGov)がまとめた世論調査によると、野党・保守党の与 党・労働党に対する支持率のリードは2年余りで最小となり、6月 までに行われる総選挙で労働党の過半数議席獲得を阻止できない可 能性を示した。外国人投資家による英国債売りが加速する中、30年 債入札が2日に実施されることも相場へのマイナス要因となった。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(ロンドン)のシニア為替ス トラテジスト、オードリー・チルドフリーマン氏は「議会審議がこ う着するリスクが高まりつつある。英国が必要とする改革を推進す るには圧倒的な過半数を握る政権が必要だ。政治面での展開が市場 の悲観的なセンチメントを強めた」と語った。

10年債利回りは前週末比6ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)上昇の4.09%。2年債利回りは8bp上昇し1.02%となっ た。バークレイズ・キャピタルの英国債セールス責任者、アダム・ マコーマック氏は、30年債入札を翌日に控えて「市場関係者が為替 動向と世論調査に注目する中、国債は下落した」と指摘した。

イングランド銀行(英中銀)の1日発表によると、1月の外国 人投資家による英国債売り越しは14億9000万ポンドと、ここ9カ 月で最大となった。

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