コーンFRB副議長6月退任へ-「深い知識」で歴代議長を補佐

コーン米連邦準備制度理事会 (FRB)副議長は、4年間の任期終了に伴い、FRBを退任する と表明した。同副議長は連邦準備制度に40年間勤務。バーナンキF RB議長やグリーンスパン前議長を支えてきた。

コーン副議長(67)は6月23日付で退任する。同副議長はオバ マ米大統領にあてた退任表明の書簡で、バーナンキ議長やFRBが 過去数年の課題に「迅速かつ創造的、また効果的に」対応してきた ことは歴史が判断するだろうと述べた。FRBが1日、同書簡を公 表した。

同副議長の退任により、7人のメンバーから成るFRB理事会 の空席は3つ目となる。オバマ大統領は昨年のタルーロ理事任命を 含め、過半数メンバーを指名する機会を得る。一方、FRBは記録 的な与信拡大政策の解除に向け準備を進めるなか、主要な政策立案 者の1人を失うことになる。

三菱東京UFJ銀行のチーフ金融エコノミスト、クリス・ラプ キー氏は、「大きな喪失だ」と指摘。「政策決定への打撃となるだ ろう。過去数十年にわたりFRBの意思伝達を主導してきた立役者 がいなくなる。FRBの動向に関する市場の解釈は一段と難しくな るだろう」と語った。

バーナンキ議長(56)は声明で、「コーン副議長はその深い知 識と経験、英知でFRBによる経済や金融危機への対応を支えてき た」と述べた。

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