ユーロはさらに値下がりも、ギリシャ支援で具体策出なければ-UBS

スイスの銀行UBSによれば、 ユーロはドルに対し年初来で5%下落しているが、欧州連合(EU) 各国政府が、域内最大となっているギリシャの財政赤字の縮小に向 けた措置で詳細を明示しない限り、今後も下げが拡大する恐れがあ る。

ドイツの複数の議員が明らかにしたところによると、ユーロ圏 の当局者らは必要が生じればギリシャに約250億ユーロ(約3兆 200億円)を支援する計画を策定している。それにもかかわらず、 ユーロは1日、対ドルで値下がりした。EUの行政執行機関、欧州 委員会のレーン委員(経済・通貨担当)はこの日、ギリシャのパパ コンスタンティヌ財務相との会談後、同国に対し、財政赤字削減に 向けた追加措置を早急に発表するよう呼び掛けた。

UBSの主任為替ストラテジスト、マンスール・モヒウディン 氏(シンガポール在勤)は電話インタビューで、「ユーロ圏からの ニュースに対する反応は、これまでのところかなり抑えられている。 それは市場がまず具体的な詳細を望んでいるためだろう」と分析。 「現時点での詳細はまだ不十分で、この段階ではユーロに対する非 常に慎重な見方を振り払うのは難しい」と述べた。

同氏によれば、UBSは向こう3カ月のユーロ見通しを1ユー ロ=1.30ドルで据え置いている。

モヒウディン氏は「週末のニュースにもかかわらず、これまで ユーロの大幅上昇やショートカバー(買い戻し)は見られていない。 ギリシャ支援に関してより明確な詳細が必要なためだ」と指摘。 「財政懸念や景気低迷の度合いが高まるとの見方から、ユーロへの 圧力は続いている」と語った。

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