米社債発行額:年初来最大-5カ月ぶり高リターンと景気懸念緩和で

米企業の社債発行額が先週、年初 来で最大となった。投資適格債のリターン(収益率)が昨年8月以降 で最大を記録したほか、欧州の財政危機で景気回復が足踏みするとの 懸念が弱まったことが背景にある。

ブルームバーグがまとめたデータによると、世界全体の社債発行 額が65%増の427億ドルとなったほか、米社債発行額は167億ドル と、3倍を超える伸びとなった。バンク・オブ・アメリカ(BOA) メリルリンチのグローバル指数によれば、投資適格債のリターンはプ ラス0.97%と、昨年8月14日終了週以降で最大。

2月はギリシャの財政問題をめぐる懸念の高まりを背景にカナダ のボンバルディアやロシアのアライアンス・オイルなど少なくとも16 社が起債を延期。社債発行ペースは8年ぶりの低水準に落ち込んだ。 欧州連合(EU)当局者が必要に備えてギリシャ向けに約250億ユー ロの救済案をとりまとめているとドイツ議員が発言したことを好感し、 信頼感は改善しつつある。

BOAメリルリンチのグローバル・マーケット・コーポレート指 数によると、国債に対する社債の上乗せ利回りは先週、2ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)縮小し167bpとなった。2月全体 では3bp拡大した。社債利回りは4.04%と、昨年末の4.4%から低 下し、2005年9月以来の低水準とほぼ同じとなった。

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