NTT東西:光の純増目標、10年度210万件、09年度も下げ

国内通信最大手NTTは1日、総務 省に認可申請した固定通信のNTT東日本、西日本の来期(2011年3 月期)事業計画で、次世代型の収益源とする光ファイバーの顧客純増 目標を210万件と、2年連続で前年度の期初計画を下回る水準に設定 した。

同時に今期目標を250万件から210万件に16%下方修正した。期 中での目標カットは3年連続。NTTは01年に光サービスを開始し 04年には11年3月末時点で累計加入者数3000万件の目標を掲げたが、 加入者伸び悩みで07年秋に2000万件に下げた。この新目標も09年5 月には、不況による獲得ペース鈍化を理由に先延ばしした。

昨年末時点での累計加入者数は1278万件。昨年4-12月の純増 実績は前年同期比11%減の165万件で、従来目標の今期250万件達成 は厳しい状況だった。東西計の来期設備投資は8100億円と、今期比

6.4%減を計画している。

NTT東の江部努社長は1日の会見で、新規契約の獲得が厳しく なっている中で、軸足を「解約防止に移す必要がある」として、映像 サービス拡充などに努めると表明。また、NTTが11年度の光サービ ス黒字化を目標としている中、東としては「少し先行できる。10年度 末ごろでは」と語った。

三菱UFJ証券の森行真司アナリストは今回の事業計画を「やや ポジティブ」と評した。計画提示に伴い11年3月末での目標が1530 万件強と「現実的な水準」に落ち着いたことで、販促コスト増大のリ スクが遠のき「11年度に光ファイバー事業を黒字化させる」姿勢にも 真実味が出たとしている。

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