チリの銅山操業停止、世界生産の約5%に影響-スタンダード・バンク

スタンダード・バンクのアナリス ト、ウォルター・デウェット氏(ロンドン在勤)は1日、チリ大地震の 影響について電子メールでコメントした。

デウェット氏によると、地震の影響を受けた主要銅山はチリ銅公社 (コデルコ)が運営するエル・テニエンテとアンディナ両銅山のほか、 英アングロ・アメリカンのロス・ブロンセスとエル・ソルダード両銅山 となっている。

◎地震の銅生産への影響について

「チリは世界最大の銅生産国であり、世界の生産の約3分の1を占 める。銅生産への影響は現時点では限定的のようだが、供給面で慢性的 な問題を抱える銅市場への影響は小さくはないはずだ」

「震源地は首都サンティアゴの南西。主要な銅山は北部にある。た だ、特に電力供給などインフラ面の被害は大きく、チリの銅生産の約 17%に支障が出ている。チリの銅生産の17%は世界の生産の約5%に 相当する」

◎見込まれる供給の減少について

「操業停止が報告された主要4銅山の平均生産量は日量2500トン。 それほど多くはないが、減産が数日間続けば2010年に見込まれている 供給過剰分のかなりの量がなくなる可能性がある」

「最近の需給バランスから考えて10年は銅市場で12万5000ト ンの供給過剰が予想されていた。4銅山で生産が10日間停止されれば 年間の過剰分の約20%が消え去る可能性がある。ただ、大半の銅山で 早急な操業再開が示唆されている」

「昨年から生産停止が続いているケースも多いため、先週末前の時 点で10年の予想外の銅の減産分が100万トンに迫ると予想していた。 今回のチリの生産停止によりこの量は増え、銅相場の支援材料になるは ずだ」

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