ユーロは1.40ドルに上昇へ、ギリシャ支援や売り持ち解消で-RBS

欧州の当局がギリシャ支援策を取 りまとめて「デフォルト(債務不履行)と波及」懸念が緩和されれば、 ユーロは1ユーロ=1.40ドルに上昇する可能性がある。ロイヤル・バ ンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)がこうした見通し を示した。

RBSのシドニー在勤通貨ストラテジスト、グレッグ・ギブス氏 は、先物トレーダーによるユーロ安を見込んだ取引が過去最高を更新 しており、センチメント反転への道筋がついていることもユーロ先高 観の背景にあると分析した。ドイツの議員らが2月28日に明らかに したところによれば、ユーロ圏の当局者らは必要が生じればギリシャ に約250億ユーロ(約3兆300億円)を支援する計画を策定している。

ギブス氏は28日付のリポートで「われわれは引き続きユーロが ストップロス(損失確定)絡みの取引で上昇するリスクがあると考え ており、ギリシャのデフォルト懸念の後退や金融支援の公算が大きい との週末の報道を考えると、このシナリオが実現する可能性は一段と 高まっているようだ」と述べた。

ユーロは2月19日に昨年5月以来の安値1.3444ドルを付けた。 日本時間3月1日午前9時45分現在は1.3640ドル。ギブス氏は1.37 ドルを超えて上昇すると「ショート(売り持ち)している向きは不安 になるだろう」と指摘した。

商品先物取引委員会(CFTC)がまとめた2月23日時点のデー タによると、投機取引を手掛けるヘッジファンドなど大口投資家によ るユーロ安を見越した建て玉はユーロ高を見越した建て玉を7万 1623枚上回り、4週連続で過去最高を更新した。

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