2月の中国製造業、拡大ペースが鈍化-景気過熱リスクが後退

中国の2月の製造業活動は、拡 大ペースが鈍化。世界で最も成長が速い中国で景気過熱のリスクが 後退した。

中国物流購買連合会の2月の製造業購買担当者指数(PMI、 季節調整済み)は52.0と、前月の55.8から1年ぶりの低水準とな った。ブルームバーグ・ニュースが集計したエコノミスト15人の予 想中央値(55.2)も下回った。また、英銀HSBCホールディング スとマークイット・エコノミクスが発表した2月の中国PMI(季 節調整済み)は55.8と、前月の57.4から低下し、3カ月ぶりの低 水準となった。1週間にわたる先月の春節(旧正月)の連休が製造 業活動に影響したようだ。50を上回る水準は生産活動の拡大を示す。

インフレや資産バブルのリスクに対処するため中国政府が景気 刺激策を縮小する中で、同国の景気回復が勢いを失う恐れがあると 投資家は懸念している。5日に北京で開幕する全国人民代表大会 (全人代)での政府活動報告を前に温家宝首相は先月27日、「適度 に緩和的」な金融政策を維持するとの考えをあらためて表明した。

スタンダードチャータード銀行のエコノミスト、スティーブ ン・グリーン氏(上海在勤)は、「V字型回復の勢いを幾らか和ら げるため、中国政府は金融から財政、投資にわたる政策全般で姿勢 を転換している」との見方を示した。

物流購買連合会のPMIの内訳では、生産が54.3と前月の

60.5から低下。新規受注は59.9から53.7に、新規輸出受注も

53.2から50.3に下がった。

中国国務院発展研究センターの張立群研究員は発表資料で、 「新規輸出受注の低下には注意が必要で、輸出の伸びの見通しに関 しては慎重であるべきだ」と指摘。「中国経済はいまだ政府の政策 主導の成長から自律的で持続可能な成長へ移り変わる過程にあり、 不確実な要素が依然として多い」と説明した。

--Li Yanping and Sophie Leung. Editors: Paul Panckhurst, Russell Ward.

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 関根裕之 Hiroyuki Sekine +81-3-3201-7850 hsekine@bloomberg.net Editor:Eiji Toshi,Yoshito Okubo、Masashi Hinoki 東京 麗英二 Eiji Toshi +81-3-3201-2421 etoshi@bloomberg.net 記事に関する記者への問い合わせ先: Li Yanping in Beijing at +86-10-6649-7568 or yli16@bloomberg.net Sophie Leung in Hong Kong at +852-2977-6126 or sleung59@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Michael Dwyer in Sydney at +61-9777-8651 or Mdwyer5@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE